旋削用最適材種 - 鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、アルミ合金、超合金用
旋削加工は簡単だ、と言う人がいる。しかし、切削熱、断続切削等々を考慮し、生産性を極大化する
為には耐摩耗性と靭性をバランスさせた最適なインサート材種の選定が必須となります。
YG-1には鋼、ステンレス鋼、鋳鉄、アルミ合金、超合金等の加工に効果的な、幅広い材種レパートリ
ーがあり、世界中のユーザーに対して最適な加工方法を提案しています。
[鋼用:YG1001、YG3010, YG3015, YG3020, YG3030]
YG-1の鋼用材種にはYG1001,YG3010,YG3015,YG3020,YG3030があります。
YG1001は連続切削、高速切削時において高い耐摩耗性を発揮します。
YG3010とYG3015は一般切削、連続切削用推奨材種です。
特に、新材種YG3015は耐摩耗性と靭性のバランスの良さから、チッピングを防ぎ安定切削を実現しています。
YG3020は連続切削、断続切削の区別なく、常に汎用材種として 使用することができます。
YG3030は高い靭性を有し、不安定切削、断続切削のような過酷 な条件下においても安定した加工が可能です。
[ステンレス鋼用:YG211、YG3030, YG213, YG214]
YG211、YG3030, YG213, YG214はステンレス用材種です。 YG211は高い耐摩耗性を有し、安定切削時において突出 した性能を発揮します。YG3030は高速対応旋削用CVD材種です。YG213はステンレス鋼用汎用材種で、耐摩耗性と靭性の バランスに優れています。YG214は強断続、鋳肌/鍛造肌のような過酷な条件下に おいてチッピング、破損もなく安定切削が可能です。特に、YG214とMRチップブレーカの組み合わせはHRSA材(耐熱超合金)の加工に最適です。また、YG211とYG213はステンレス鋼のほか、超合金加工用補助材種としても使用できます。
尚、“YG-1 旋削用材種”につきましては下記リンクで詳細が確認できます。